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トリコ 261 ネタバレ 確定&予想【TORIKO】 [ネタバレ 予想]

ドンッ!!

トリコの目の前に大きな酒瓶が置かれる。
トリコ
「!」
次郎
「酒でもどうだ、トリコや?
嵐が去ったあとの空はな…、星空が美しいんじゃ。」
トリコたちの頭上には雲一つない、満天の星空が広がっている。

p49

次郎
「ほれ、食べい。ムカデナッツじゃ…。酒によく合うんじゃよ。」
トリコ
「すまない…次郎さん…。
 今は何も喉を通らないんだ…。」

それを聞いた次郎はリンとの会話を思い出す。
リン
「トリコはあの日から何も口にしてなくて…。
次郎
「もう飲まず食わずで何日もあのままよ。」

改めてトリコを見つめる次郎。
次郎
(体力はちっとも衰えてないな…。
 それどころか体の内部には、前より、
 エネルギーが充満しているのがはっきりと分かるのう…。
 かつてのトリコ君とは比べ物にならんほどじゃが…、
 まるで今の心境とは真逆じゃの…。)
次郎
「これはのう…。イチちゃんが気に入ってた唯一の酒なんじゃよ。
トリコ
「酒の弱い会長が好きだったとは…、珍しい。」
次郎
「『幻酒』と言ってな…。
 名前こそ凄いが、実際は『幻』というほどのものでもない。
 ありふれた安い酒じゃよ。アルコール度数も低いしのう…。
 個人的にはあまり好きではないんじゃ。」
トリコ
「なんでまたそんなお酒を…?」

次郎
「イチちゃんが死んだよ…。グルメ界でな…。」
トリコ
「……な……。」
次郎
「ほれ、乾杯じゃ」
次郎
「美食會のボス、三虎に負けたんじゃ…。
 正直…、ワシも信じられんがのう…。」
そう言って酒を飲む次郎。
トリコもまた、酒を口にする。

トリコ
「…確かに会長らしい味の酒だ…。
 味はシンプル、だけど…どこか懐かしい感じがする。」
次郎
「そうじゃな…。イチちゃんは世界一じゃった…。
 その優しさも含めてな…。
 若い頃はよくイチちゃんと戦ったが、
 いつもボロ負けしては赤ん坊のように泣いていてな…。
 だけどz味じゃはその度に、わしに勝ちをくれてな…。
 そうでもせんと泣き止まんかったからのう。
 三虎と戦ったときも、その優しさが顔を出してしまったんじゃろう…。
 ミドラのことを本当の弟のように思っておったからの…。」

トリコもまた、会長との修行を思い返す。
トリコ
(一龍
「どうした、トリコ?もう終わりか?」)
「俺は結局一度も勝たせてもらえなかったな…。」
次郎
「たぶん…、本当に負けてしまう日が来ることをかんじてたんじゃろう。
 トリコや…、お主の中に眠る巨大な力…、潜在しているその力を、
 イチちゃんは気付いておったのじゃろう。」
(いやお前はもう)
トリコ
「いや…、俺は弱いよ…。
 たった一人の料理人すらも守れない…。ちっぽけな美食屋さ…。
 そんな自分の弱さが…心底憎いんだ…」

切なさそうにそうつぶやくトリコ。

次郎
「真剣勝負に善悪などありゃせん…。勝ち負けだけが全てじゃよ。
 強い相手には敬意を表するじゃろ、トリコくん。
 自分を恨まなくていい…。憎まなくていい…。
 正々堂々と互角に戦ったんだろう? なら自分自身にも敬意を払うんだ。
 誇りを持つんじゃよ…。
 どんなに自分を責めても、過去が変わったりはしない…。
 今できる事は過去を受け入れ、立ち上がるんじゃよ。
 人生はブランコと同じ。より高く、前に進むためにはその分だけ、
 後退するリスクも伴うんじゃよ…。
 イチちゃんは…、イチちゃんはもう戻ってこんが…。
 小松君はまだ生きとるんじゃ…、そうだろう?」
次郎
「めいっぱい後ろに下がったブランコは、その後、大きく前進するんじゃよ。
 空に飛び出し、翼を羽ばたけせるんじゃ、無限で広大な未来にむけて。
 もう一度未来へはばたけ、トリコや」

まばゆいばかりに光り輝く太陽を見たような気がしたトリコ。

トリコ
「未来か…、ありがとう…、次郎さん…。」
次郎
「トリコや。お主の夢はなんじゃ?」
トリコ
「おれの…夢…。」
次郎
「もう一度…、それを思い出してみい。
 過去を振り返れば、歩むべき道が見えてくるはずじゃ。」
次郎
「忘れるな…、ワシらは『美食屋』じゃよ…。
 寝ても覚めても…ワシらは『美食屋』なんじゃ」

トリコは何かを考えるかのように、黙っている…

p50

場面変わり、燃え盛る美食會本部。
スター
「なんだ…、これは…。」
内部はほぼ壊滅状態だった。
目の前に広がるのは破壊されつくした厨房と、調理器具のみ。
食材は残されておらず、人の姿もない。
美食會料理人
「ス…スタージュンさま…」
スター
「説明しろ?!!いったい何事だ!? ジョージョ-はどうした!?」
美食會料理人
「そ…、それが…」
スター
(まさか…NEOの魔の手はここまで及んでいたとは…)
小松
「う…。」
大竹
「やっと起きたか…」
そう言って小松の目の前に現れたのは大竹シェフだった。
大竹
「壊滅状態の美食會へようこそ、小松…。」
小松
「お…大竹君!?」

p51

と、ここで終わりでーす。続きが楽しみですね。
これからも、共産共●のもと、ブログを書いていきまーす。
どーぞ、よろしくお願いしまーす。(^_^)/

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