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トリコ 263 ネタバレ 確定&予想【TORIKO】 [ネタバレ 予想]

スタージュン
「この有り様…、申し訳ありません…、ボス…。」
スタージュンは荒れ果てた美食會の現状を三虎に頭を下げる。
ミドラ
「スター…、自分を責める必要はない…。
 お前は自分の任務を果たした…。
 それよりも…、今いる料理人はこれで全員か…?」
広間に集められた料理人を前にスタージュンにミドラは尋ねる。
スタージュン
「はい…、人間界から連れてきた料理人約1,000人です。
 総料理長をはじめ…、美食會の専属料理人達は皆、姿を消しました…。」

p92

小松
「…。」
(あ… あの人が…美食會のボス…。)
ミドラ
「おおよその事情はわかった…。裏切り者は…、必ず処罰する…。
 それよりも腹が減った…。
 いいか よく聞け料理人たちよ…。
 これよりお前たちは全員、私のコンビだ!」
料理人達
「!」
ミドラ
「お前達の仕事は私の為に料理を作ること…、
 それがお前たちの唯一の仕事だ。
 食材はグルメ界から持ち帰った、
 お前たちが今まで見たことのないような美味い食材を提供しよう…。
 すぐに始めろ。
 お前たちの料理で…、私の胃を…、私の細胞全てを満たすのだ…。」

零春
「…ふ…ふざけるな!!
 誰がお前なぞの為に料理など作るか…!!」
女料理人
「そうよ!!あなたのコンビなんてごめんだわ!!
 それに私たちにはすでに美食屋のコンビがいるのよ!!」
次々と料理人が反抗する。
アルファロ
「人間界のトップランクの料理人はとても威勢がいいですね…。
 だが、あなた方にはもう選択肢はありません…。」
スタージュン
「アルファロ!!無事だったのか!!」
アルファロ
「寝返った者達は美食會を裏切ったのではなく…、
 おそらく一種の催眠のようなもので操られているのです…。
 そう…、そこのグリンパーチ、彼の様に…。」
そして意識のはっきりしない表情でぼーっとしているグリンパーチ

スタージュン
「グリン…、奴らに何をされたんだ…・?」
尋ねるスタージュン
グリンパーチ
「うう~。」
アルファロ
「いずれにせよ…。
 ボスのために働くのを止めた者には…、死あるのみ…。」
アルファロ
「ですので あなた達も早く料理を作り始めたほうがいい…、
 死にたくないのでしたらね…。」
料理人達
「…」
力也
「お…オレ達料理人は…、
 どんなときも聖者の如く正しい食の道を追い求める…。
 それがグルメ時代を代表する料理人の心構えだ…。
 俺達はお前たちのような悪人に決して魂を売ったりはしない…!!」

ミドラ
「ふっ…、私が悪人…か。ならばいいだろう…。
 もし私に…、美味いと言わせることの出来た料理人は…、
 帰してやろう。」
料理人達
「!」
スタージュン
「ボ…、ボス…。」
ミドラ
「どうだ?
 お前たちが自分を聖者などとのたまう前に…、
 客一人満足させることが出来るのか試してみるがいい…。」
料理人達
「…。」

小松
「ぼ…ボクがやります。」
料理人達
「小松シェフ…!?」
ミドラ
「ほう…、面白い…。」
大竹
「ですが、三虎様…」
大竹
「今、我々の食料庫にはほとんど食材がありません…。
 三虎様を満足させられる料理を作るのは難しいかと…。」
小松
「大丈夫だよ、竹ちゃん。
 使える食材はまだあるから…。」
大竹
「小松…。」
力也
「小松シェフ…。何故だ…。あいつは美食會のボスなんだぞ、」

小松
「…ボクは…、ボクは一人の料理人です…。
 ただお腹の減ったお客さんに料理を作りたいだけです…。」
小松は笑って答える。
力也
「…小松シェフ…。」
そしてテーブルいっぱいの料理をあっという間に用意する小松
料理人達
「おお…、早い!!」
 この短時間にテーブルいっぱいの料理を…。」
小松
「残っていた食材を使って…、精一杯作りました!!」
大竹
「…。」

p93

小松を見つめ調理の様子を思い出す大竹
大竹
「小松…、俺も手伝おう…。」
小松の調理場へやって来る。
小松
「ダメだよ、まだ休んでなきゃ!
 怪我してるんだから無理しなくていいよ、竹ちゃん。」
大竹
「敵の襲撃の時、大きな爆発があったんだ…。
 この調理場もかなりの衝撃を受けたに違いない…。」
 最悪の場合、崩れるかもしれないぞ…。」
パラパラと天井の崩れかける調理場で料理をする小松を気遣う。
小松
「それなら!もっと早く調理すればいいんだよ!!」
大竹
「…小松…。」
大竹
(…俺は、…俺はずっと…、お前に嫉妬していたのかもしれない…。
 お前のその純粋で真面目な性格に…、そして食材に対する誠実な姿勢に…、
 そしてなにより…、料理の才能に。
 それが俺を焦らせた…。小松…、俺はお前に負けたくなかった…。
 だから見栄を張って…、追い越されないように必死だった…。
 それでも、お前には手が届かなくなってしまうのだろう…。
 お前がどこか遠くへ行ってしまうようにいつも感じていた…。
 小松…、見習い時代から俺はすでにわかっていた…。
 お前は『天才』だ…。)

そして、小松の作った大量の料理は、突如一瞬で消える。
小松
「!!?えっ…!!?」
料理人達
「い…、一瞬で…、食ったのか!?」
しばらくすると、ミドラの顔色の変わる。
口の端に涎を滲ませたまま動きを止める。
三虎の方を見つめる小松、大竹、スタージュン
その時、ゴゴゴ、広間に大きな振動が走る
料理人達
「!? なっ…何だ…」

ゴゴゴゴ

美食會本部を支える柱に亀裂が入り、

バキ バキ

本格的に崩壊を始める美食會本部。

スタージュン
「ま…まずい…!!本部が…。」
アルファロ
「くっ、…崩れるぞおおおーっ!」
グラっと美食會本部が倒れ始めると、
真横になった不自然な状態で突然動きが止まる。

料理人達
「…えっ!?…!?と…止まった!?」
スタージュンは三虎の方を振り返る。
スタージュン
「ボス…。」
(ボスがやったのか!?)
ミドラ
「ふっ…、ふふふっ…、わはははっ!!
 はははは!」
スタージュン
(ボ…ボスが食事の後に…笑った…!!)
アルファロ
(センチュリースープをお出しした時でさえ…、
 口の端がピクリとも動かなかったのに…。)
驚愕するスタージュンとアルファロ。

ミドラ
「小僧…、名は何と言う…?」
小松
「…あっ…、こ…小松です…。
 小松といいます…。
 そ…その…、提案を…と言うかお願いをしてもいいでしょうか…。」
ミドラ
「…何だ?」
小松
「み…みんなで…食べませんか?
 食事はみんなで一緒に食べた方が美味しいですよ!」
大竹
(小松…)

ミドラ
「ふっ…。小松と言ったな…」
 もう…行っていいぞ…」
スタージュン
「ボス!?」
大竹
「まっ…、まさか…、」
小松
「…ボクは…、帰りません!」
ミドラ
「なぜだ?」
小松
「ある人が…、必ずボクをここへ探しに来ます…。」
 絶対に…です。
 だからボクはここで…その人を待ちます!!」
ミドラ
「そいつは誰だ?」
小松
「世界一の美食屋…!!トリコさんです…!!」

p94

と、ここまででーす。続きは、また来週。
共産共●の元に成功がある。
そー信じてこれからも記事を書いていきます。
どーぞ、よろしくお願いしまーす。(^_^)/

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